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人事の立場から変革を起こし、学びと挑戦で人と組織を成長させる

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今回取材したのは、新卒採用支援事業部でエグゼキューターを務める大熊。
大学卒業後から一貫して人事の道を歩み、人事業務全般を通じて経験とスキルを磨いてきました。現在はSTARMINEで、企業と学生の双方に誠実に向き合いながら、新卒採用支援に携わっています。
今回はそんな大熊に、「人事」という仕事の魅力や、企業・学生との向き合い方、そして自身が目指す姿について話を伺いました。

<Profile>
大熊 菜々美(おおくま ななみ)
新卒で不動産ベンチャーに入社し、人事として新卒採用、研修・教育、評価制度の運用、社員面談、社内イベントの企画など、人事領域全般を幅広く担当。スピード感のある環境の中で実務を通じて人事としての基礎を培う。
2025年、STARMINEへ参画。新卒採用支援事業部にてクライアントの採用活動を支援し、母集団形成から面接・会社説明、面接代行、内定者フォローまで、一連の採用プロセスを幅広く担当している。

「人事」は組織の変化を生み出す存在

ーー新卒から一貫して人事に携わられていますが、人事とは、組織にとってどんな存在だとお考えですか?

前職では、経営資源の「ヒト・モノ・カネ」のうち、人事はその中の一つを担う存在だと教わってきました。

ただ、ヒトは常に変化していくものです。数字を追うことももちろん大切ですが、それだけでなく、一人ひとりの想いや課題に向き合い、どうすればその人やチームがより良くなるのかを一緒に考える。そうした関わりができるのが、人事というポジションなのかなと感じています。

そして、その変化のきっかけを与えられることこそが、人事の大切な役割だと思っています。

ーーだからこそ、人事の道を進み続けようと思われたんですね。

そうですね。
私自身、採用を通じて人の変化によって組織が変わる瞬間を、何度も目にしてきました。

誰かの人生にきっかけを与えられること、相手の可能性を引き出すこと、そして組織の変化に携われること。そうした経験を重ねるうちに、「人事」という仕事にどんどんのめり込んでいきました。

ーー印象的だった「組織が変わった瞬間」があれば教えてください。

前職で上司が変わったタイミングがあったのですが、その方が入ってから、社内の空気が大きく変わったんです。それまでは「言っても変わらない」という諦めの文化が根付いていたのですが、「言えば変わる組織」に変わっていきました。

意見を人事に伝えてくれる人が増えたり、営業で成果が出ずに辞めてしまうことが多かった状況で「どうしたら良くなるか」を人事に相談に来る人が増えてきたんです。

その上司は「この会社で働いていて良かったと思ってもらいたい」という想いが人一倍強い方で、そのためには成長が欠かせないと考えていました。だから、通常なら人事が踏み込まないような領域にも線を引かず、社員一人ひとりの悩みや課題に向き合いながら、成長できる環境づくりを進めていたんだと思います。

ーーその方の姿を見て、影響を受けたことはありますか?

すごくあります。
当たり前のことではありますが、誠実に対応することの大切さを改めて実感しました。

たとえば、連絡をスピーディーに行うことはもちろん、すぐに返答できない内容であっても「いま確認中です」と一言伝える。そうした小さな誠実さの積み重ねが、信頼関係につながるのだと気づかされました。

また、自責思考についても見つめ直すきっかけになりました。自分では自責思考が強いほうだと思っていたんですが、もしかすると気づかないうちに他責にしてしまっていたこともあったのかもしれないと、振り返る機会になりました。

明るさと誠実さで伝える、会社説明会での信頼関係づくり

ーー現在は新卒採用の接触から入社まで、一連のプロセスを支援されていますが、その中でも得意な領域を挙げるとすれば何だと思いますか?

会社説明会です。
もともと初対面の方とコミュニケーションを取ることが得意で、会社説明会の場ではその強みを最も発揮できています。これまで担当してきた説明会でも、学生の方から「知りたいことがしっかり聞けた」「話しやすかった」といった声をいただくことが多く、自分の特性を活かせる領域だと実感しています。

また、自己紹介の際には「自称・日本一明るい人事です」とお伝えしているのですが、参加された学生の方からも「明るくて話しやすかった」「自己紹介の通りでした」と言っていただくことが多く、その明るさや前向きさが、学生の方との信頼関係づくりに役立っていると思っています。

ーー説明会での人事の印象って、学生にとってはそのまま会社の印象にもつながりますよね。

そうですね。
ただ、新卒採用に携わる中で感じているのは、「誰と働くか」ももちろん大切ですが、やはり一番大事なのは「自分自身がどうなりたいか」をしっかり考えることだと思っています。

だからこそ、たとえ会社に興味を持ったきっかけが別のことだったとしても、面接や面談の中では「あなたがこうなりたいから、この会社に決めたんだよね」と、本人のなりたい姿を描き、納得感を持って意思決定できるようにサポートすることを大切にしています。

人と向き合う力が私の強み

ーー企業や学生と接する中で、得意だと思っていることは何ですか?

大きく3つあります。

1つ目は、困っている人に気づき、行動できることです。
頑張っている人が苦しんでいる姿を見たときは、自然に「何かを変えなければ」と思い、行動に移せるタイプです。ときには少し突っ走りすぎることもありますが、その姿勢が支援の原動力になっています。

2つ目は、人の可能性を信じ、親身に寄り添えることです。
一人ひとりの背景や想いは異なります。評価や結果だけで判断せず、その人の良さや成長の芽を信じ、丁寧に向き合うことを大切にしています。

3つ目は、コミュニケーションで相手の心を開くことです。
会社説明や面談の場では、相手の緊張をほぐし、自社に興味を持ってもらうことを意識しています。「話を聞いてよかった」「もっと知りたい」と思ってもらえる瞬間が、私にとって大きなやりがいです。

ーーコミュニケーションを取る上で意識していることはありますか?

私は、成果を最大化するためには、理想だけを追い求めるのではなく、現実を正しく把握したうえで最適な形を構築することが大切だと考えています。

そのため、お客様が理想だけを追いすぎたり、最適な道から少しずれてしまったと感じたときには、伝えないまま進めてしまうと成果を生み出せなくなってしまうからこそ、たとえ言いづらいことであっても、きちんとお伝えするようにしています。ただし、その時に重要なのは「どう伝えるか」です。伝える順序や材料を工夫し、相手に理解・納得してもらえる形で伝えることを意識しています。

また、「伝えること」と「伝わること」は異なるため、企業に対しても学生に対しても、自分の言葉がしっかり伝わり、次の行動につながっているかは常に確認するようにしています。

人や組織の成果を支える存在になりたい

ーー将来、どんな自分でありたいですか?

他人や組織の成長に寄与できる人間になりたいです。
人事として多くの人と関わる中で、学びや成長の瞬間に立ち会うことは何よりの喜びだと感じています。そのため、最終的には自分の経験や知識を他人に伝えられる存在になりたいと思っています。

また、私が関わった人や組織が前に進む過程で、少しでも「大熊に出会えてよかった」と思ってもらえるような存在でありたいです。

ーーその姿を目指して、普段どんなことを意識していますか?

行動量の担保と、インプットの質を高めることを意識しています。

成果を出すためには、まず行動し続けることが不可欠だと考えています。だからこそ、失敗を恐れず、挑戦から学びを得られる人でありたいと思っています。

また、自己啓発書などの読書を通じて情報をインプットし、思考の幅を広げています。これにより、他人に価値を提供できる引き出しを増やし、成長支援の質を高めたいと考えています。

ーー今、新たに挑戦していることがあれば教えてください。

現在は、事業部長の仕事を奪うことに挑戦しています(笑)
まだ奪い切れていないことの方が多いですが、できる業務に対しては積極的に手を挙げ、行動するようにしています。これを継続して、最終的には「大熊に任せておけば安心」と言ってもらえるような存在になることが目標です。

そして、お客様からも「できなかったことができるようになった」「数字に結びついた」と言っていただけるような成果を生み出せる存在を目指しています。

エージェント事業を通じて、学生と企業双方の成長を支援

ーーSTARMINEは新たに新卒エージェントサービスも開始しましたが、特徴・強みは何だと思いますか?

STARMINEの新卒エージェントサービスの最大の特徴は、チーム全員が人事経験者であることです。

人事経験者がキャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーを担うことで、表面的なアドバイスではなく、採用側のリアルな視点に基づいたサポートが可能になります。さらに、人事は経営に近い立場にあるため、企業の強みや特徴を経営視点で正確に伝えられる点も大きな強みです。その結果、学生に対して「この会社でどのように活躍できるか」という未来像を具体的に示せることが、STARMINEならではの価値だと考えています。

また、STARMINEでは採用コンサルティングサービスも提供しているため、採用基準に即した高精度の選考支援が可能です。これにより、企業側にとっても、より優秀な人材とのマッチング精度を高められる点が強みとなっています。

ーーエージェントサービスの場合、学生一人ひとりの特徴や強みを見抜くことも大切だと思います。どのように向き合うことを心がけているのか、教えてください。

誰にでも、人生で頑張った経験は必ずあるはずです。しかし、そうした努力や背景を自分の価値として言語化できなかったり、他の人もやっていることだから特別ではないと考えてしまう学生もいます。そのような学生には、自信を持てるよう声をかけ、自己肯定感を育むことを心がけています。逆に、自己評価が甘すぎる学生には、自分の現状を見つめ直すきっかけを提供します。

自己肯定感の高さには個人差がありますが、低すぎて自分の良さやポテンシャルを活かせないのはもったいないため、就活においても、自信のなさからチャンスを逃してしまうことは避けたいと考えています。だからこそ、学生一人ひとりと丁寧に向き合い、企業も学生も双方が幸せになれる状態を作ることを大切にしています。

私たちは、初回面談から「Give」の姿勢を重視しており、学生に「このサービスと出会えて良かった」と思ってもらえる体験を提供しています。その結果、進路選択や重要な意思決定の瞬間に、私たちの価値を実感してもらえると考えています。

ーー企業に対してどのような価値を提供できるサービスですか?

企業に対しては、「この学生を採用することで組織が成長する」と期待できる状況をつくることを目指しています。

人事経験を活かし、学生の強みやポテンシャルを正確に見極めることで、企業側が求める人材とのマッチング精度を高め、採用活動の成果に直結するサポートを提供できることが、STARMINEの新卒エージェントサービスの大きな強みです。

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